2017年10月06日

現地観戦記 第5章 Day3(2)〜What a game!

 さあ、ゲームが始まりました!

 この文を読まれてる方には、パッカーズファンの方、他のNFLファンの方、アメフトが好きというわけではないけど「旅行記」だから読んで下さってる方、いろいろいらっしゃると思います。

 私は24年のファン歴ですが、他のNFLファンの方と比べると情けないくらい目が肥えていません。どうしてもボールだけを追いかけてしまう初心者ファンの域から抜けられてません。パッカーズ愛は深いですが、アメフト通のヒエラルキーから言えば最下層かもしれません。

 このブログを始めた時から言ってますが、玄人的なこの試合の分析や感想を見たい方はごめんんなさい、です。


 書き始めのこの時点でどんな文になるのか想像がつきません。多分普段の観戦会と比べても、試合中は寡黙になってましたし、周りが見えてませんでしたし、一種のパニックに陥っていたと思います。こんな経験は初めて…と言っていいかもしれません。周りの描写が少なくなる分は皆さんが撮影された写真や、一部パッカーズ公式サイトの写真なども借用して埋め、私は、いつものように、いや、いつも以上にこの試合の進行に伴い、自分の感情の起伏がどうなったかを表現しようと思います。その点どうかご容赦下さい。(パニックだった自分の感情をどこまで再現できるかも不安ですが)


 最初にこのゲームの「位置付け」をイントロとして書いておきます。この前提は重要です。

 相手のベンガルズは開幕戦で完封されるなどここまで2連敗です。下馬評も低かったし、正直「弱い」という評価のチームです。

 パッカーズは今年もスーパーチャンピオン候補の一角となるような前評判でした。強豪シーホークスの初戦に勝った後、同じく強豪のファルコンズに敗れ11です。何よりもこの2試合で怪我人が多発し、ちょっと「ざわざわ」としているものの、それでも強豪の一角であることに変わりはないと思います。(ひいき目ばかりではなく!)

 世間的には2チームの差は歴然で圧倒的なパッカーズ有利が予想されていました。ブックメーカーが、7点とか9点とかのハンデをつけているとも聞きました。「格下相手のホームゲーム、絶対に負けられない試合」というところでしょうか?ツアー企画時に正直私も15点以上の圧勝」を考えてました。正直、幹事にとってスリリングな試合など御免です。結果勝てば「最高の観戦会」なんて言えますが、余裕もなにもなくなって、周りの楽しい写真や動画も呑気に撮れなくなってしまいます。

 ところが怪我人が増えて「そう簡単ではない」という気になってました。それでもベンガルズに負けていちゃお先真っ暗」という気持ちはありました。「絶対勝つ!勝たねばならぬ!」と思いながらも安心できない不安はある…そんな気持ちを持ってランボーフィールドに来たのは私だけではなかったと思います。

 試合当日の「Inactive(不出場選手)」を見ると不安が増大しました。エースQBのアーロン・ロジャーズの頼れるボディーガード役の、両先発OTバクティアリ、ブラガが欠場し、初戦でサックやタックルを決めまくって「かめはめ波ポーズ」を披露していたDTダニエルズも欠場するなど多くの主力欠場が確定しています。「大丈夫?いやいやベンガルズ相手だから!」と心の弱気と戦いながらキックオフを迎えました。


 最初の相手の攻撃。相手攻撃時にはQBの声をかき消すような大声をホームのファンが出す(クラウドノイズと言います)のが常道です。

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こんな風に煽るわけです

 声なら人一倍大きい自信があるのでチームのためありったけの「ノイズ」を起こします。そんな中でのファーストシリーズは相手QBダルトンからのパスがよく決まり、RBミクソンのロングゲインにパッカーズの反則(フェイスマスク)も重なり、結局、WRグリーンへの先制タッチダウンパスを決められます。0-7「なんとなく不安」だった気分が「はっきりとした不安」に格上げされてしまいます。

 返すパッカーズの攻撃。TEケンドリックスへのロングパスが相手インターフェアを誘って敵陣へWRネルソンへの速いパスと、RBモンゴメリのランで残り11ヤード。ショートパスを受けたWRアダムスがエンドゾーンに体を伸ばす。タッチダウンか? いや、ベンガルズの選手がボールを拾って走ってるぞ!え?ファンブル? 逆にパッカーズ陣まで戻されてしまった。何なのだあのプレー!オーロラビジョンでプレーを見る。ゴールラインに向かって手を伸ばすアダムスだが確かに届いていない。ボールがこぼれる....でもその前に膝ついてるでしょ!

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チャレンジをしたプレー


 HCマッカーシーもレッドフラッグを出してチャレンジ。頼む覆ってくれ。どちらに転ぶかで天国地獄....祈りは通じてファンブルは取り消されます。残り1ヤード!そして誰でもランで行くと思ったファーストプレーでTEケンドリックスへの短いタッチダウンパスが炸裂!ケンドリックスのNFL初キャッチ、初タッチダウン)すかさず同点にします。7-7

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初キャッチ 初タッチダウン 初リープ


 肝を冷やした分、喜びも大きかった!観客席でハイタッチ、握手の嵐!最高の盛り上がり!「なんだ、杞憂だったじゃん。ここからどんどん点差をつけていける!」そういうふうに思ったものでした。

 ところが、両者の攻撃がともにパントで終わった次のシリーズで、ビッグランを決められ自陣に迫られ、2Q初めに勝越しタッチダウンを決められます。これで7-14

 それでも直後にアダムズへのフリーフリッカーからの41ヤードのパスが決まり「すぐに追いつける!」と確信した3プレー後、ネルソンへのパスが何とインターセプトされそのまま75ヤードのリターンタッチダウンとなります。

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信じられない


 7-21もう悪夢です。流石に応援の声も止まってしまいました。

 結局、前半はこのまま終了してしまい、どん底の気分でハーフタイムを迎えます。


 ハーフタイムでは、先ほど来てくれたBuchanon氏を含む多くのパッカーズ殿堂選手が紹介されたりしていますが、絶対勝てるとふんだ試合での14点差ビハインドで素直に祝福できていません。

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映ってたんですね。知らなかった...


 それでも後半はこちらが先攻。最初のドライブで1本取れば必ず逆転できる。そう信じることにしました。

 その期待に答え、最初のプレーでケンドリックスに51ヤードのロングパスをヒットさせ一気に敵陣に進みます。

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後半最初のプレーでビッグゲイン!


 最後はネルソンにタッチダウンパスをヒット! 14-21よしこれからだ!

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これで7点差に迫る!


 その後、3Q終わりにベンガルズが48ヤードFGをミスした直後、4Q初めにかけてのドライブでは敵陣10ヤードまで迫ります。ここで攻め切れば同点だ! しかし残念ながらここはFG止まり。それでもクロスビーはしっかり仕事して17-21。点差は4点となります!

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そしてこれで4点差!

 この後、互いに1回ずつパントとなったベンガルズの攻撃は胃がキリキリするものでした。自陣9ヤードからの攻撃ですから早めに止めれば大チャンスなのに、時間を使われじりじり迫られます。残り時間4分台になりフィールドゴールレンジに入られたときは、「ここでタッチダウンを奪われたら万事休す!」と覚悟しました。しかしディフェンスが踏ん張りFGに。さすがに今度は決められて17-24。再び7点差となります。残りは3:46。タイムアウトはあるとはいうもののそれこそラストチャンスのドライブになってしまいました。


 もう、あとは祈るしかありません。


3:46 GB25 1&10 ジェロニモ・アリソンへの17ヤードパス成功 GB42へ

 (2プレーはほとんどゲインなし

3:01 GB43 3&9 再びアリソンに11ヤードパスでダウン更新

2:34 CIN46 1&10 アリソンへの3ヤードパス

2:07 CIN43 2&7 ネルソンへの10ヤードパス で CIN33。ここで2min. warning!


 点差が3点以内なら「いよいよFGレンジだ!」となるのですが、なにせ7点差です。タッチダウンしか答がないのです。19人もの仲間を連れて来て、そして、あまりにも温かいアメリカ人が迎えてくれて、最高の旅を、「残念だったね」の言葉で終わらせたくない! そう思いました。でも幹事の習性でしょうか、負けた時にどれだけ潔い顔を見せるべきなのか...とかいろんなことが頭をよぎっていました。負けたとしても「最高の日々だったね!」って言いたい...そんな脳内シミュレーションをしていたのが、この時の自分だったと覚えています。

 でも日本人の中でも、BBQにも間に合わずに昨夜着いた人たちは、やはりこの試合のウェート大きいよな...先においしい思いをしていた自分たちと違うよな...やっぱり勝ってもらわないと! お願いだ、勝ってくれ!

 この後はワンプレイワンプレイ。ポジティブチェッポネガティブチェッポが会話をしだします。


2:00 CIN33 1&10 モンゴメリへの5ヤードパス

1:25 CIN28 2&5 ベネットへの6ヤードパスで1stダウン! 後半初めのタイムアウト

1:13 CIN22 1&10 アダムスへ9ヤードパス

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  あー、あともう少し。いけー決めちゃえ!


0:59 CIN13 2&1 パス失敗

  えーここまで来て進めないか...


0:54 CIN13 3&1 モンゴメリが6ヤードランで1stダウン!

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  よし行ける!タイムアウト取って大事に行こうぜ! ん?取らない? 大丈夫かよ


0:26 CIN07 1&Goal ベネットへのパスは失敗も相手ホールディングあり

  あーーー、決めちゃえよ。時間ないよ....ここまで来ているのに!


0:21 CIN03 1&Goal


  .....頼む!ロジャーズ!

   右へロールアウトして鞭のように右腕を一閃。

    エンドゾーンのサイドギリギリに走りこんだネルソンに

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タッチダウン!


 もう、場内は天地がひっくり返るほどの大騒ぎです!もうハイタッチなんてものじゃないあっちこっちでハグ また ハグ!



  ヤッター同点だ! いや待て!まだ23-24 まさかと思うがPAT外したら....

  クロスビーがそんなヘマしねぇよ! だってこんなキック プレッシャー半端ないよ....


 という心配をよそにクロスビーは冷静に決めてくれました。正真正銘の同点です。24-24


 時計は0:17を指していました。あまりにもドラマチックな同点劇です。

 そしてオーバータイム(延長戦)に入ります。

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  コイントス勝てよ!後攻でいい思い出ないし! あぁ後攻...やな予感....


 しかし、ディフェンスが踏ん張り最初の相手攻撃を見事に3&outに仕留めます!

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  よし!これでFGでも勝利だ!勝ったようなもんだ! 何を根拠のないことを...


 GB21から、2本続けてパス失敗....

  ほら...こんなところで3&outでフィールドポジション悪くしたら...

  うるせぇな! 次にビシッと1stダウンだよ!


 3&10 ここで相手ディフェンスが飛び出した。今だ!フリープレー! 

 パッカーズファンおなじみのシーンが今、肉眼の前で! ワイドオープンのアリソンにロングパスがヒット!

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 しかも相手ディフェンスをかわして前に! 行け! エンドゾーンまで行っちゃえ!

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 結局、残り7ヤードでタックルされたけど、何と最後の最後に72ヤードの快心のパス

 次のプレーでロジャーズは左ハッシュから中央にボールを運んでニーダウン!

 勝利の瞬間が近づきます!


 最後の最後に、すーさんの...いや我らがクロスビーの登場です!


  ここまで来て外したらどうしよう...そう言えばロングスナッパー、経験浅かったよね

  うるせぇな!勝てるに決まってるだろ!黙れ!

入れてくれ!頼む!

頼む!

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 そして、歓喜のフィナーレの瞬間がやってきました。動画があります!


勝利の瞬間!

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 もう何が何だかわかりません。この4か月の不安、ドタバタ。TyやBrandon、Ashley達の笑顔頭の中で洪水を起こして目から溢れてしまいました。恥ずかしいぐらいの号泣でした。良かった!良かった!本当に助かった!

 あのまま惨敗していたらと思うと.....


 その後のことはよく覚えていません。アメリカ人たちが「Cheppo!」「Cheppo!」と呼んでくれた気もします。何度も何度も「Go! Pack! Go!」を言った気もします。

 劇的な試合は結果が勝利だからこそ最高ですが、本当に紙一重!

 私たちそこまでついてるんだ!って思いました。


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勝った!

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みんなの力だ

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皆で「すーーー」と言ってクロスビーの活躍をたたえています。



 興奮冷めやらぬまま、スタジアムを出ます。放心状態.... と、余りにも多い人の波を見て我に返ります。「やばっ、迷子が出ないだろうか?」

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凄い人の波


 一応予定表では、このあと、別の店Kroll Westに行く算段なのですが、Gilbert Brownからもらった本や、皆から集めた大量のドルとかをそっとDisttilery駐車場にあるBrandonの車に置いてきていました。(考えてみれば無茶苦茶してます...)誰かが「とりあえずDisttileryに戻るらしい」という指示とも何とも言えない伝言が流れてきました。自分が迷子にならないように気をつけながら、Disttleryの駐車場へと戻ります。


 我々のメンバーは何となく無事たどりついたようです。私もアメリカ式が身についてしまい「点呼」なんてとっていません。ここで少し騒いでから次の会場に向かうのでしょう。もう皆、思い思いに飲んだり騒いだりしています。

 延長戦になったこともあり時間は19:00を超え、薄暮状態です。もうすでに昨日のBBQの再現...いや劇的勝利の効果もあって、その倍のエネルギーで皆騒いでいます。いつのまにがアメリカ人たちは攻守に分かれてフットボールごっこをしています。Pack-Manがそれに加わっています。凄いなぁ...若いからなのか、カナダに住んで慣れているのか...

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アメフトごっこが、めちゃサマになってる!


 そのうちに、彼らがすーさんを見つけ、Sooooooo」コールを始めます。またフィールドゴールを蹴れというのです! 今日の試合も最後はクロスビーが決めてくれました。それにちなんでHey Mason! 試合を決めてくれ!」なんてノリもありました。もう皆大笑い! すーさん、ノリがいいからすぐさま答えます。ロングスナッパー、ホルダー(Jay)、そしてゴール役は何と今日は5人です。左右の幅が広がってるのですが、少し昨日より遠い気もします。

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見る見るできあがる巨大ゴールポスト


 すると…奇跡が起きました。昨日の2度目のキックは「それなり」と言いながら、実はワイドレフトに外れていました。人間ゴールポストのお情けコンバージョンとはなりましたけどね。ところが昨日から3本目のゴールキックは当たり、角度、距離とも文句なし!ゴールポストのセンターを高々と越えていくという信じられないナイスキックでした!

 そりゃあ、盛り上がります。皆ですーさんを肩車し、お神輿のように練り歩きます。スーパーボウル31巨体のホルムグレンHCが紙吹雪の中肩車されたシーンを思い出しちゃいました。嬉しくて、私、またウルッとなってしまいました。

少し暗いけど見てください。このナイスキックを!


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今回のツアーの大スター!


 TyCheppo!と呼ぶので行くと、「これでお別れだ」って言うんですね。えーーー聞いてないよ。月曜の朝まで一緒だと思っていたのに....考えてみれば彼はここの住人じゃないわけで、月曜の仕事に向け戻らなきゃいけないようです。再開を約束して別れを告げます。唐突過ぎる.....

 さて、疲れ知らずで騒いでいる他の面々を見て少しずつ不安になります。Kroll Westに行くんじゃなかったの? そこでBrandonに確認すると、何やらJayと相談して「OK! 今からJayの家に行く。みんなでバスケットするんだ!」


 Why American people?

 自由過ぎるだろう! ま、いったん相手が決めたら、こちとら従うしかないわけです。そこで店内で待ってる日本人のところに行ってそれを告げると、「え、そうなの?もうここで夕食頼んじゃったよ。どうせKrollに行きそうになかったしさ…」


 Why Japanese people?

いつのまにアメリカ人になってんだ! 感化されすぎでしょ! するとタクシーなのか代行なのかわからないけど、次々と積載オーバーお構いなしにjayのところに行く面々あいぼうPack-Manが行った気もします。(よく視認できない)

 ま、それでもBrandonの車はここにあるので少し安心。私は「Team B」の面々と「とりあえずこの車のそばにいたら、BrandonJayの家に連れて行ってくれるだろ」てな感じで待つことにしました。夕食を食べ始めるとタイミングを逃すかもしれないので食べないで。しかし....


 待てど暮らせどBrandonは戻りません。慌てて店の中を探してみましたがいないのです。あのドサクサに彼は車を置いてJayの家に行ったみたい。皆で我々を置き去りにして。


 いろいろ調べて、ちぃさんとうっちーがいろいろ手配してくれて....何が何だかわからない中で皆がそれぞれの宿舎に戻ることになりました。Brandon家は主も奥さんもJayのところで大騒ぎ中なのだけど、Securityコードを教えるから何とか家にたどり着いて寝てくれ...という伝言をもらいます。

 「Team B顔を見合わせ、あっけにとられます。Jayの家に戻っていたうっちー夫妻が私たちをピックしてくれることになり、その待ち時間で「もう一杯だけ飲みますか」.....もう空腹も忘れていました。

 Brandon家に戻ると子供たちはベビーシッターとすやすや眠っている様子でした。Security....って鍵も何もかかってないやん! この地域はNo Securityが当たり前のようです。江戸時代か!

 子供たちを起こさないように各自部屋に戻ります。行方不明の人が約1名いましたがその人の消息もなんとかわかり、最後の最後に幹事仕事をちぃさん、かりんさんとメッセンジャーでしながら、嵐の一日が終わろうとしています。


 隣の部屋にいるとすーさんが....明らかに飲み足りない2() 苦笑いしながらすーさん

「いやぁ今回は本当に素晴らしかった! クロスビーに会えたのも幸せだったけど、今日の試合も何もかも! 明日でこの家ともお別れとなると寂しいね」としみじみ言ってくれます。

 すーさん、あかん、って。また涙腺が...


 メッセンジャーで、ちぃさんが「明日からは日本仕様で行きますよ。時間厳守()と言ってくれてます。8時には出れる準備をすること!と皆に伝えて、ハプニングだらけの夜が更けていきます。





posted by チェッポ at 23:47| 東京 ☁| Comment(0) | 2017 現地観戦会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月04日

現地観戦記 第4章 Day3(1)〜Kick off!

 昨日の記述で、ひとつ伝えていなかったことがあります。Brandonさんの家でのPartyの半ば、ちぃさんがらいあるさんとその場をあとにしています。「CM3」「くーさん」「あいぼう」「Pack-Man」「ノブ」の5人(空港に21時〜23時台に到着する)のピックアップのためです。「らいある」も含め7人がホテル組、というわけです。
 あの騒ぎの中、ピックアップに出かけるちぃさんには本当に頭が下がります。ただ飲んで騒いでいるだけのチェッポよりよほど「幹事」ですよね。まぁ懺悔の意味もこめてせめてレポートを頑張って残さなければなりますまい!
 これで19人のうち、18人がグリーンベイに着いたことになります。あとはPregame Partyを実施するレストラン「Distillery」で落ち合う「Go Pack」(from Canada)に出会えば、完了です。

 さて「Team B」に戻ります。
 私はグースカ寝ていて知らなかったのですが、早くから起きていたjom、marioによるとBrandonさんが「兵どもが夢の跡」と成り果てた庭や部屋を片付けておられたそうです。日本でホームパーティーをしたりすると、必ず参加者が少しでも片付けの手伝いをしようとしたり、ホストがそれをお願いしたりするものですが、アメリカンスタイルだと、ゲストはゲストに専念する(もしかしたら下手に手伝うのはホストに失礼と思う)ということかな? あの膨大な片づけ量をたくましい腕でテキパキと片付けておられたとのことでした。
 2人がキッチンで朝食のベーグルを食べている時、Brandonから朝のサイクリングに誘われたそうです。メンバーはBrandon、次男Jameson、末娘Lucyjommarioの5名。marioさんによると、彼の自転車はお隣の木工職人Nickが貸してくれたらしいですね。公園でボール遊びをした後、帰る前にマシューズの自宅に寄ってもらったとのことです。
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公園でのひととき

 Lucyは専用のカートに乗りそれをBrandonが坂道をものともせず牽引していたらしいですね。パパ頑張る!
 Jamesonは先にスイスイと行ってしまい、Brandonが「He is tough!」と言っていたとのこと。道ですれ違う車や人達と皆、挨拶をしていて、コミュニティの良好さが感じられたとmarioさんが言ってました。 
 帰ってきてNick家に自転車を返しに行くと、Nick奥さんAshleyも含めてしばし談笑しながらワンちゃん達と戯れていたそうです。
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Jomとワンちゃん

 jomさんが何てフレンドリーな近所付合いなんだ、と感心されてました。そんな中、Lucyがガレージから皆に飲み物を取ってきてくれたとのこと。可愛い!
 朝はこんなさわやかな話題がいいですね。昨日の酔いどれ風景とはえらい違いです(笑)
 前日といいこの日といい、こんな感じで酔っぱのすーとチェッポが朝、朦朧としている間に若い2人はしっかりとBrandon家とコミュニケーションをとってくれていました。最初の日に「Shyだから」と紹介されたJameson君はいつの間にかmarioと超仲良しになっています。(ご両親が「こんなことは珍しい」と驚いていたくらいです。)
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marioとJamesonはベストフレンド!

 私はというと8時くらいにようやく起き出しました。実は前日に左の足首を捻ったらしく、階段の上がり降りも不自由するくらい状態は悪化していました。Game Dayになんてこった...だったのですが、用意のいいすーさん湿布を日本から持参してくださっていました。これを貼るとほんの1時間でほぼ普通に歩けるようになってます。すーさん、ありがとう!
 昨夜騒いだ上に、早朝の片づけをして、サイクリングまでしたBrandon、さすがにちょっと疲れたようでした。「Tyはどこ?」と聞くと、向こうの部屋のソファで寝ているよ、と(笑) ま、それだけ全力で楽しんだということでしょう。
 庭に出ると仕事人Nickが何やらノミを振るっています。Brandon曰く「この看板をこれから行くDistilleryに置いておくんだよ。そうすれば今後君達がグリーンベイに来る時、いつでもあの店は君達の御用達ってことさ」
 Nickもニヤッと笑いながらノミを打ち続けます。すげぇ! でも、間に合うか?

 集合時間は10:30。 10:00出発を考え準備万端整えてさぁ行くぞ!となってから、Brandonが「シャワーを浴びるから10-15分待ってくれ」と。Jay組やホテル組、そしてGo Packに「遅れそう」と連絡。ホテル組代表のちぃさんから「まぁそれくらいの遅れは織り込み済ですよ」との返事でした。外で時間を気にしながら待っていたのですがアメリカ人たちはどこ吹く風。あーーーもう10:30過ぎちゃった…というあたりで、「じゃあそろそろ行くか」みたいな。(もしかしたらさっきの看板待ち?) よく言われることですがアメリカ人にとって(特にこのようなカントリー色の強いところは?)時間なんて大雑把な目安でしかないようです。改めて各組に「11時になっちゃう」と連絡します。

 Distilleryに着きます。最後の一人Go Packさんに会いました。チケットも渡し共通費をドルでいただきました。
 実はこの日かなりのドル集金をしなければなりません。集金が終われば財布の中に2,000ドル以上を抱えることになります。慎重に皆さんからお金を受け取り、間違えぬようリストにチェックして、お札を財布にしまいます。会計というのは決して好きな仕事ではありません。できることならGame Dayにはやりたくない。この日はセキュリティチェックなどで荷物が制限されるからです。
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Distillery店内

 さぁ、飲むぞーーという訳で手にはミラーライト缶を片手...なのですが、酔う前にまず集金...やっと終わったかな?という頃にちぃさんから、「FOX Newsが取材に来ている」ということで2人で外に出ます。
 実は前日の昼も、Green Bay Press Gazett(地元紙)からインタビューを受けていたので驚きはしませんでしたが、それでも英語のインタビューですからね。しかも新聞と違うのはカメラも回っているということです。2人それぞれ約10分ずつ、皆が飲んで食べてる間、飢えと渇きに耐えながらテレビの質問に答えてました。(大げさや、ちゅうんねん!)
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インタビューの光景

 やっと解放されて、ビールと食事にありつきます。先ほどNickが彫った看板が皆に紹介され、裏に全員のサインをしていきます。
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これでこの店も我々の「御用達」!

 と、その時! ひときわ大きな黒人が私たちの前に現れました。その特徴ある四角い顔!あの31回スーパーボウルを制した時の名DT
 Gilbert Brown !
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Gilbert! やはりでかい!

 チャーリーが大ファンらしく、彼お得意の「墓堀りポーズ」を真似てました。嬉しそうでしたね。
 なんと我々一人一人にスーパー制覇のメモリアルブックGilbertのようにずっしり重い!)をプレゼントしてくれたのです。
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プレゼントされた記念本

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THE GRAVEDIGGER(墓堀り人)の文字が踊ります。

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このあと、GilBertを中心にGo!Pack!Go!

 そして先ほどの看板の裏の真ん中にサイン! もう感激です!
 別れ際には彼を中心の円陣を組み、全員で「Go!Pack!Go!」を叫び…ましたがGilbertさんに「声が小さい!」と一喝され、再トライ。2回目でOKをいただきました。
 あ、土曜朝にお会いした判事さんパッカーズジャージで会いに来てくれました!
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法衣の時とは全然違う!

 あとはと言えば、前日までのあの大騒ぎの繰り返しです。とにかく誰彼となくハイタッチし、いたるところで「Go! Pack! Go!」の大合唱があちらこちらで響きます。
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かず、Suzuki Jr.'s この手作りの兜凄かった!

 試合開始2時間くらいでスタジアムで移動です。時々ベンガルズのジャージは見かけますが、もう99% 緑! 緑! 緑!  いよいよゲートへと向かいます。

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日の丸をたずさえ、いざ出発

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ハロウィンにはちと早いが

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あちらこちらでハイタッチ

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いよいよゲートイン!

 セキュリティチェックを抜け、スタジアムへ! おーーー、やはり最高のシートです!
 本当に目の前にフィールドが広がっています。そしてその上では選手たちがウォームアップ中! お、あそこにロジャーズが! あ、マシューズだ!ネルソンだ! そして昨日サンダル履きで我々の前に現れたクロスビーは慎重にプレースキックの練習中です。本当に夢のようです。
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すー撮影。やはりクロスビーが気になる

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盛り上がってます!

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ま、お似合いのご夫婦(笑)

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我々を歓迎する文字も!

 その時、突然我々のシートに、金曜に「Team B」が遭遇したパッカーズ殿堂OB・Buchanon氏が来てくれました!約束を果たしてくれたんですね! 4人並んで座っていた「Team B」は大感激! 他の人は少々ポカン?です(笑)
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約束通り来てくれたBuchanon氏

 さて、選手入場! もうオーロラビジョンを見たり、生の映像を見たり...大変です!

 国歌斉唱!
 実は、金曜日にトランプ大統領が問題発言して「大荒れの国歌斉唱」となることなどあの喧騒のために全く知りませんでした。私はと言えばオーロラビジョンに映る国歌の歌詞に見入りながら、あの有名なメロディーを気持ちよく歌っていました。知っていたら注目していたのにな....
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Fly over でかっ!
 それも終わると、コイントスは幸先よく勝利し、キックを選択。
 さぁ始まります。先ほどまでのお祭り騒ぎから一変、緊張が走ります!
 さぁ、いよいよキックオフ!
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キックオフ!

 大興奮の一戦はCMの後(笑) 

posted by チェッポ at 23:35| 東京 ☁| Comment(1) | 2017 現地観戦会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

現地観戦記 第3章 Day2(2)〜コースター & BBQ

 さてツアーメンバー19人中、11人が合流しました。前回にも予告したようにこの後、木製ローラーコースターのZippin Pippinに行くことになります。

直前に合流した ぐん、チャーリー、かりんは、空港に空っぽのイエローバスが迎えに行ったから、びっくりしたでしょう。わかりやすくて良かったかもですが。そのイエローバスも到着し、さぁ出発!と行きたいところですが集合時間をとっくに過ぎているのに皆さん、ノンビリ! Suzukiさんがプロショップで買い物をしているとのこと。「あれ?今日これで三度目の"Suzuki待ち"じゃね?」ま、ここは日本ではなくUSA。ノンビリ行きましょうか。

(私たちのツアーは月曜にたっぷりと買い物の時間をとっているから余裕なのですが、彼にとっては確かに貴重な時間だったのでしょう。)


 待ち時間の間、私もバスから缶ビールをもらってランボー前で喉を潤しておりました。本当に朝から飲めるのは最高!しかも最高のロケーションです!しばし待った後、いい按配で出発....でも心の中はちょっとブルーです。

 実は私は高所恐怖症ですし、重力加速度gがかかると胃がひっくり返りそうになります。若いころからジェットコースターだのバイキングだのはいい思い出がありません。まして、「世界最古の木製ローラーコースター」って何ですか? 本当に大丈夫なの? 正直言って「断固拒否!」すべきアイテムなんですよ、私の中では。

 でも、Ty達のはしゃぎようを見ていると、いちおうツアーリーダーの自分が「怖いから乗らない」なんて雰囲気壊すようなこと言えないし...なんて、きわめて日本人的ないらぬ気配りが頭をもたげます。今まではTy達の「シークレット」を守るのに必死だったけど、ここは「個人的なカッコ悪い秘密」を守るために、ポーカーフェイスを保っています。

 Zippin Pippinが見えてきました。まぁ日本の富士急ハイランドにあるようなひねったり逆さになったりするようなコースには見えません。「あ、これなら耐えられるかな?」って感じです。近くに寄ると、確かに基礎の支柱はすべて木製。誰がこんなものを作る気になるのでしょうね?

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私ゃ、Zippinよりも、Pippinよりも、Beppinが好きなんだけど...


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木製!


 ということで、後付けでのWikipedia情報ですが、なんと建造されたのは1912年メンフィスにあったそうで、エルビス・プレスリーのお気に入りだったそうです。2006年にオークションで売り出されて、グリーンベイに移設され開業したのは2010年とのことです。

 待ち時間ほとんどありませんでした。並んでから10分も経てば乗車でした。一応 iPhoneをビデオモードにして撮影開始はしたのですが....まともに映せたのは最初の上り坂だけでした。確かに高さも急カーブもありきたりなのでしょうが「木製」とか「古い」という先入観があるだけに怖い!周りのみんなは万歳ポーズでキャーキャー言っていますが、私は地震から身をまもるポーズで iPhoneを吹っ飛ばされないことのみを考え、ひたすら鬼が去るのを震えながら待っていました。乗車時間は2分弱...なのですが本当に地獄でした。降りた時、アメリカ人の誰かが「One more try!」とか言ってた気がします。「誰が行くかい!」って日本語で思わず叫んでしまいました。まぁそれでも無事生還できたのは何よりでした。

それでも必死に撮影した動画です。でも...下降が始まったところからは何も映ってませんでした。


 そして待ちに待ったBBQの始まりです。スリルとかそういうのはどうでも良くて、とにかく「飲んで騒いで」が私の性に合っています。Brandon宅のお庭が舞台なので、私たちはまずスクールバスから荷物を降ろし、いったん居室に戻って着替えます。Tyが今回の催しのために作ってくれたTシャツに着替えます。最初に日本で図案を見た時は刀の部分がいかにも「日本人=サムライ、ニンジャ、カミカゼ」みたいでなんだかなぁとは思っていたのですが、実際にTシャツを渡されると生地も心地いいし(かなり上等な感じ!)結構クール!刀もいいアクセントなのかな?って思えるようになっちゃいました。ほかの皆はどう思っているのかな?

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Tシャツはイケてるけど、モデルが...


 ここでTexasから高橋さん夫婦(Shin & Jeanne)が合流されます。ちぃさんと昨年までに現地観戦している人とはもうおなじみさんですが、私はこれが初対面。メールなどではお話をしていますが、本当にフレンドリーで優しい感じのナイスカップルですね。

 さて、ここに至って登場人物がやたらと増えます。たくさんの人と握手し、ハグして、自己紹介したけど正直言って全く覚えきれない状態。どうもこの家のご近所さんだったり、Ty, Brandon, Jayのお友達であったり....先ほどまでバスを運転してくれていた彼もいます。もう一緒に飲んだら、みーーんな友達。誰もがパッカーズの熱狂的なファンだし本当に「Packer Nation」ってこのことなんだと実感します。

 会う人ごとに「どうしてPackersのファンになったの?」「いつからのファン?」「日本では何人くらいファンがいるの?」と同じ質問を受けます。自分たちの愛するチームが遠く離れた日本で支持され、大挙して押し寄せてくることを心底喜んでくれている。その気持ちがひしひしと伝わります。

 逆の立場ならどうでしょう? 例えばどこかの国からどういうわけか阪神ファンが「聖地甲子園」を夢見て目を輝かせて団体で来る。ノリのいいファンならWelcome! なのでしょうが、必ず一定数の「お前らにタイガースの何がわかんねん!」というヒネクレ者がいるように思います。身近だから阪神ファンを例にしましたが、たぶんどこのチームでも同じこと。そういう感覚もあり、圧倒的に白人の多いウィスコンシン州で大量の日本人ってどんな風に見られるのだろう? 100% Welcomeなんてありえないんじゃないか?って危惧していました。

 それらが全くの「杞憂」であることは、時間がたつごとに感じます。パッカーズという共通のアイドルを持ち、話題を共有でき、言葉の壁なんて「Go! Pack! Go!」のフレーズだけで越えていくんです。本当にこの庭が、この地域が、グリーンベイの町全体が、地上のパラダイスに思えてきました。

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本当に必要な言葉は "Go! Pack! Go!" だけでした。


 会の初めくらいだったかな? Brandonから日本のファン全員への素敵な贈り物がありました。マシューズのどでかいパネルです。マシューズファンのかりんは「皆の共有物を私が預かるってことで!」ってさっそく宣言!ま、私が預かればかみさんの手によって押し入れに強制送還されるわけだから、そのほうがきっとマシューズも幸せでしょう。にしても、どうやって持って帰るんだい?

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マシューズの特大パネル


 もう一つ、Brandonさんのご近所のお友達で、木工細工が得意(お仕事?)のNickさんから全員に手作りのコースターをいただきました。木の幹を輪切りにした直径10cm、厚さ1.5cmくらいの何とも素朴で武骨で温かみのある一品です。一つ一つ球団ロゴのGマークが彫られていてニス加工がされています。

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世界に一つだけのコースター!


 私はこんな風に職場のパッカーズマグとセットにして毎日使っています。Nick本当にありがとう!

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早速、会社で使っています。(9/28撮影)


 暗くなるころにキャンプファイアーが始まるか...に見えましたが少しして熱すぎるということでいったん消灯。飲みたい人は冷房の効いた家の中のダイニングキッチンに場所を移して飲んでます。なんでこんなものがあるのかよくわかりませんが、スキー板に4つのショットグラスが固定されていて、4人でウィスキーを一気呑み!これが延々と続いています。私も4,5回参加させられましたね。うっちー(Omi)やかりん(Kyoko)、ちー(Tom)、今日大活躍のすー(Suh)さんも手拍子で名前を言われたが最後、覚悟を決めないといけません。すーさんなんて「Sooooooo!」って感じでまるで「Kooooooon」コールです(笑)

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昭和の学生のノリ!

 外に出ると、アメフト🏈ボールでキャッチボールをやってます。それに入れてもらってみるとキャッチは以外とできちゃうものですね。ただスローがダメ。ゴルフの影響で肘が痛むのもあったけど全くヘナチョコボール。するとJayが、指をこの紐にかけて、こうやってスパイラルさせるんだって教えてくれるわけです。やってみると「Good!」と褒めてくれて(でも、やはり全然スパイラルボールになってないんですけどね…)

 そのうちいつの間にか、ハドルができて、攻守に分かれて、スナップをしてパスをして…みたいなのを始めるわけです。全くの遊びなんだけどなんだかサマになっていて格好いいんですね。こうなるとさすがに仲間には加われなくて遠巻きにして見ているしかありませんでした。

 と、その時いい気分で屋外にすーさんが出てきました。するとJayが「ヘイ、スー!クロスビーのように蹴ってみないか?」といった感じで、ひざまずいてボールを立てにわかホルダーになってすーさんを誘います。向こうでは2人のアメリカ人が手を繋いでそれぞれ外側の腕を90°に曲げて即席のゴールポストを作ります。

 すーさん驚いて「No!No!」なんて言ってますが、それをかき消すように万雷の「Sooooooo」コール!すーさん、意を決してキック…しかし残念ながら「空振り」に限りなく近い「ファウルチップ」でボールは力なく30cmほど転がっただけでした。するとJayが「Try again!」って叫んで、こう助走して、最後はインステップでこうやって蹴るんだと、手取り足取りコーチング!

 おっと、ここまで言うのを忘れていました。このJay DeMerit氏、れっきとしたプロのサッカー選手なのです。それもワールドカップ南アフリカ大会にアメリカ代表のキャプテンとして4試合全てに出場したほどの英雄なんです。(ちなみに今回はお会いできませんでしたが、奥様はカナダの金メダリストのスキー選手なんだそうです。)

 ワールドカップのキャプテンからキックの手ほどき!こんな贅沢あるでしょうか?そして、ロングスナッパーまで登場してのセカンドトライが次の動画です。

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 It's Good!!!


 見事に前に飛んでるじゃありませんか!それもちゃんとゴールポストの間を通っています。(ゴールポストが動いてる? いやいやきっと目の錯覚ですよ!)

 もうね、どれだけ盛り上げ上手やねん!という感じです。「すー、スターになる!」の日でしたね。


 部屋に戻るとダイニングのテーブルを囲んで肩を組んで歌ったりしています。"We are the champions" は私のリクエストで入れてもらいました。


 すると逆に「ビリージョエルのPiano manを歌え」と言うんです。2ヶ月ほど前のメールで第九とか歌ってるんだとTyに書いた時につい口を滑らせて「ビリージョエルなら歌えるかも」と書いたからなんですね。Piano man歌詞が覚えきれてない…ので急遽スマホで歌詞を見つけてカンニングしながら歌います。


 歌ってはスキー板で4人一気。それが終わったらマドンナのLike a virginに変わってみんな踊り出すという…金髪のおねえさんが胸騒ぎの腰つきで挑発…いやいやそれはなかったと信じたいですね。きっと幻(笑)

 いつの間にか22時。すでに6時間くらい騒いでいることになります。「Team B」の面々はそろそろ眠りたいと言います。確かに明日こそが大事なゲームデー! ここで体調を崩しては泣くに泣けません。「あいつらに付き合ってちゃ身がもたないよ。ゆっくり寝て!」と告げておやすみなさいをします。


 ただ、私の酒呑みの本能が叫びます。「ここで寝ては男がすたる」と。他の人はいざ知らず、一応私はツアーリーダーであり、パーティーマンなのだから、アメリカ人に負けていられません!

 さて、再び外に出ると涼しくなったからか、一度消していたキャンプファイアが再点灯しています。

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 火に誘われてフラフラと行くと皆が口々に「Cheppo!」と手招きしてくれます。ありがたいことです。

 そこへ行くとまず「日本ではSingerなのか?」と聞くので、

「歌手じゃなくて合唱団の一員だよ?」

「何を歌うんだ」

「ベートーベンのシンフォニー#9」となり、「じゃぁ歌え」と。

 テノールパート歌っても面白くないので、僭越にもバスソロの後半を歌ったわけです。

 Oh! Beautiful voice! なんて言われると調子に乗ってそれをオクターブ上げて歌い直したり、完全に木に登ったブタ状態でした。で、そのうち彼らの中からギターを弾く人が出て来て弾き語りしながら「Sing along!」と言われるけど、カントリーなんて知らないじゃないですか。困って聞いてたんですが何かしないといけないと思って、適当に3度上でハミングしたら、またWow! So cool! てなもので...

 これ日本のカラオケでやったら、メチャメチャ鼻つまみの技ですよね。あーアメリカ人になりたい!


 時計を見ると、何と0時近くなっています。さすがにそろそろ翌日のGamedayが気になりだします。さすがに解散しようねっていうことになりました。何とか最後まで付き合った満足感で部屋に戻りました。これだけの長い時間、騒ぎ倒したのは久々です。本当にCrazyな一夜でした。





posted by チェッポ at 00:52| 東京 ☁| Comment(2) | 2017 現地観戦会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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