2017年10月04日

現地観戦記 第3章 Day2(2)〜コースター & BBQ

 さてツアーメンバー19人中、11人が合流しました。前回にも予告したようにこの後、木製ローラーコースターのZippin Pippinに行くことになります。

直前に合流した ぐん、チャーリー、かりんは、空港に空っぽのイエローバスが迎えに行ったから、びっくりしたでしょう。わかりやすくて良かったかもですが。そのイエローバスも到着し、さぁ出発!と行きたいところですが集合時間をとっくに過ぎているのに皆さん、ノンビリ! Suzukiさんがプロショップで買い物をしているとのこと。「あれ?今日これで三度目の"Suzuki待ち"じゃね?」ま、ここは日本ではなくUSA。ノンビリ行きましょうか。

(私たちのツアーは月曜にたっぷりと買い物の時間をとっているから余裕なのですが、彼にとっては確かに貴重な時間だったのでしょう。)


 待ち時間の間、私もバスから缶ビールをもらってランボー前で喉を潤しておりました。本当に朝から飲めるのは最高!しかも最高のロケーションです!しばし待った後、いい按配で出発....でも心の中はちょっとブルーです。

 実は私は高所恐怖症ですし、重力加速度gがかかると胃がひっくり返りそうになります。若いころからジェットコースターだのバイキングだのはいい思い出がありません。まして、「世界最古の木製ローラーコースター」って何ですか? 本当に大丈夫なの? 正直言って「断固拒否!」すべきアイテムなんですよ、私の中では。

 でも、Ty達のはしゃぎようを見ていると、いちおうツアーリーダーの自分が「怖いから乗らない」なんて雰囲気壊すようなこと言えないし...なんて、きわめて日本人的ないらぬ気配りが頭をもたげます。今まではTy達の「シークレット」を守るのに必死だったけど、ここは「個人的なカッコ悪い秘密」を守るために、ポーカーフェイスを保っています。

 Zippin Pippinが見えてきました。まぁ日本の富士急ハイランドにあるようなひねったり逆さになったりするようなコースには見えません。「あ、これなら耐えられるかな?」って感じです。近くに寄ると、確かに基礎の支柱はすべて木製。誰がこんなものを作る気になるのでしょうね?

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私ゃ、Zippinよりも、Pippinよりも、Beppinが好きなんだけど...


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木製!


 ということで、後付けでのWikipedia情報ですが、なんと建造されたのは1912年メンフィスにあったそうで、エルビス・プレスリーのお気に入りだったそうです。2006年にオークションで売り出されて、グリーンベイに移設され開業したのは2010年とのことです。

 待ち時間ほとんどありませんでした。並んでから10分も経てば乗車でした。一応 iPhoneをビデオモードにして撮影開始はしたのですが....まともに映せたのは最初の上り坂だけでした。確かに高さも急カーブもありきたりなのでしょうが「木製」とか「古い」という先入観があるだけに怖い!周りのみんなは万歳ポーズでキャーキャー言っていますが、私は地震から身をまもるポーズで iPhoneを吹っ飛ばされないことのみを考え、ひたすら鬼が去るのを震えながら待っていました。乗車時間は2分弱...なのですが本当に地獄でした。降りた時、アメリカ人の誰かが「One more try!」とか言ってた気がします。「誰が行くかい!」って日本語で思わず叫んでしまいました。まぁそれでも無事生還できたのは何よりでした。

それでも必死に撮影した動画です。でも...下降が始まったところからは何も映ってませんでした。


 そして待ちに待ったBBQの始まりです。スリルとかそういうのはどうでも良くて、とにかく「飲んで騒いで」が私の性に合っています。Brandon宅のお庭が舞台なので、私たちはまずスクールバスから荷物を降ろし、いったん居室に戻って着替えます。Tyが今回の催しのために作ってくれたTシャツに着替えます。最初に日本で図案を見た時は刀の部分がいかにも「日本人=サムライ、ニンジャ、カミカゼ」みたいでなんだかなぁとは思っていたのですが、実際にTシャツを渡されると生地も心地いいし(かなり上等な感じ!)結構クール!刀もいいアクセントなのかな?って思えるようになっちゃいました。ほかの皆はどう思っているのかな?

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Tシャツはイケてるけど、モデルが...


 ここでTexasから高橋さん夫婦(Shin & Jeanne)が合流されます。ちぃさんと昨年までに現地観戦している人とはもうおなじみさんですが、私はこれが初対面。メールなどではお話をしていますが、本当にフレンドリーで優しい感じのナイスカップルですね。

 さて、ここに至って登場人物がやたらと増えます。たくさんの人と握手し、ハグして、自己紹介したけど正直言って全く覚えきれない状態。どうもこの家のご近所さんだったり、Ty, Brandon, Jayのお友達であったり....先ほどまでバスを運転してくれていた彼もいます。もう一緒に飲んだら、みーーんな友達。誰もがパッカーズの熱狂的なファンだし本当に「Packer Nation」ってこのことなんだと実感します。

 会う人ごとに「どうしてPackersのファンになったの?」「いつからのファン?」「日本では何人くらいファンがいるの?」と同じ質問を受けます。自分たちの愛するチームが遠く離れた日本で支持され、大挙して押し寄せてくることを心底喜んでくれている。その気持ちがひしひしと伝わります。

 逆の立場ならどうでしょう? 例えばどこかの国からどういうわけか阪神ファンが「聖地甲子園」を夢見て目を輝かせて団体で来る。ノリのいいファンならWelcome! なのでしょうが、必ず一定数の「お前らにタイガースの何がわかんねん!」というヒネクレ者がいるように思います。身近だから阪神ファンを例にしましたが、たぶんどこのチームでも同じこと。そういう感覚もあり、圧倒的に白人の多いウィスコンシン州で大量の日本人ってどんな風に見られるのだろう? 100% Welcomeなんてありえないんじゃないか?って危惧していました。

 それらが全くの「杞憂」であることは、時間がたつごとに感じます。パッカーズという共通のアイドルを持ち、話題を共有でき、言葉の壁なんて「Go! Pack! Go!」のフレーズだけで越えていくんです。本当にこの庭が、この地域が、グリーンベイの町全体が、地上のパラダイスに思えてきました。

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本当に必要な言葉は "Go! Pack! Go!" だけでした。


 会の初めくらいだったかな? Brandonから日本のファン全員への素敵な贈り物がありました。マシューズのどでかいパネルです。マシューズファンのかりんは「皆の共有物を私が預かるってことで!」ってさっそく宣言!ま、私が預かればかみさんの手によって押し入れに強制送還されるわけだから、そのほうがきっとマシューズも幸せでしょう。にしても、どうやって持って帰るんだい?

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マシューズの特大パネル


 もう一つ、Brandonさんのご近所のお友達で、木工細工が得意(お仕事?)のNickさんから全員に手作りのコースターをいただきました。木の幹を輪切りにした直径10cm、厚さ1.5cmくらいの何とも素朴で武骨で温かみのある一品です。一つ一つ球団ロゴのGマークが彫られていてニス加工がされています。

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世界に一つだけのコースター!


 私はこんな風に職場のパッカーズマグとセットにして毎日使っています。Nick本当にありがとう!

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早速、会社で使っています。(9/28撮影)


 暗くなるころにキャンプファイアーが始まるか...に見えましたが少しして熱すぎるということでいったん消灯。飲みたい人は冷房の効いた家の中のダイニングキッチンに場所を移して飲んでます。なんでこんなものがあるのかよくわかりませんが、スキー板に4つのショットグラスが固定されていて、4人でウィスキーを一気呑み!これが延々と続いています。私も4,5回参加させられましたね。うっちー(Omi)やかりん(Kyoko)、ちー(Tom)、今日大活躍のすー(Suh)さんも手拍子で名前を言われたが最後、覚悟を決めないといけません。すーさんなんて「Sooooooo!」って感じでまるで「Kooooooon」コールです(笑)

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昭和の学生のノリ!

 外に出ると、アメフト🏈ボールでキャッチボールをやってます。それに入れてもらってみるとキャッチは以外とできちゃうものですね。ただスローがダメ。ゴルフの影響で肘が痛むのもあったけど全くヘナチョコボール。するとJayが、指をこの紐にかけて、こうやってスパイラルさせるんだって教えてくれるわけです。やってみると「Good!」と褒めてくれて(でも、やはり全然スパイラルボールになってないんですけどね…)

 そのうちいつの間にか、ハドルができて、攻守に分かれて、スナップをしてパスをして…みたいなのを始めるわけです。全くの遊びなんだけどなんだかサマになっていて格好いいんですね。こうなるとさすがに仲間には加われなくて遠巻きにして見ているしかありませんでした。

 と、その時いい気分で屋外にすーさんが出てきました。するとJayが「ヘイ、スー!クロスビーのように蹴ってみないか?」といった感じで、ひざまずいてボールを立てにわかホルダーになってすーさんを誘います。向こうでは2人のアメリカ人が手を繋いでそれぞれ外側の腕を90°に曲げて即席のゴールポストを作ります。

 すーさん驚いて「No!No!」なんて言ってますが、それをかき消すように万雷の「Sooooooo」コール!すーさん、意を決してキック…しかし残念ながら「空振り」に限りなく近い「ファウルチップ」でボールは力なく30cmほど転がっただけでした。するとJayが「Try again!」って叫んで、こう助走して、最後はインステップでこうやって蹴るんだと、手取り足取りコーチング!

 おっと、ここまで言うのを忘れていました。このJay DeMerit氏、れっきとしたプロのサッカー選手なのです。それもワールドカップ南アフリカ大会にアメリカ代表のキャプテンとして4試合全てに出場したほどの英雄なんです。(ちなみに今回はお会いできませんでしたが、奥様はカナダの金メダリストのスキー選手なんだそうです。)

 ワールドカップのキャプテンからキックの手ほどき!こんな贅沢あるでしょうか?そして、ロングスナッパーまで登場してのセカンドトライが次の動画です。

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 It's Good!!!


 見事に前に飛んでるじゃありませんか!それもちゃんとゴールポストの間を通っています。(ゴールポストが動いてる? いやいやきっと目の錯覚ですよ!)

 もうね、どれだけ盛り上げ上手やねん!という感じです。「すー、スターになる!」の日でしたね。


 部屋に戻るとダイニングのテーブルを囲んで肩を組んで歌ったりしています。"We are the champions" は私のリクエストで入れてもらいました。


 すると逆に「ビリージョエルのPiano manを歌え」と言うんです。2ヶ月ほど前のメールで第九とか歌ってるんだとTyに書いた時につい口を滑らせて「ビリージョエルなら歌えるかも」と書いたからなんですね。Piano man歌詞が覚えきれてない…ので急遽スマホで歌詞を見つけてカンニングしながら歌います。


 歌ってはスキー板で4人一気。それが終わったらマドンナのLike a virginに変わってみんな踊り出すという…金髪のおねえさんが胸騒ぎの腰つきで挑発…いやいやそれはなかったと信じたいですね。きっと幻(笑)

 いつの間にか22時。すでに6時間くらい騒いでいることになります。「Team B」の面々はそろそろ眠りたいと言います。確かに明日こそが大事なゲームデー! ここで体調を崩しては泣くに泣けません。「あいつらに付き合ってちゃ身がもたないよ。ゆっくり寝て!」と告げておやすみなさいをします。


 ただ、私の酒呑みの本能が叫びます。「ここで寝ては男がすたる」と。他の人はいざ知らず、一応私はツアーリーダーであり、パーティーマンなのだから、アメリカ人に負けていられません!

 さて、再び外に出ると涼しくなったからか、一度消していたキャンプファイアが再点灯しています。

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 火に誘われてフラフラと行くと皆が口々に「Cheppo!」と手招きしてくれます。ありがたいことです。

 そこへ行くとまず「日本ではSingerなのか?」と聞くので、

「歌手じゃなくて合唱団の一員だよ?」

「何を歌うんだ」

「ベートーベンのシンフォニー#9」となり、「じゃぁ歌え」と。

 テノールパート歌っても面白くないので、僭越にもバスソロの後半を歌ったわけです。

 Oh! Beautiful voice! なんて言われると調子に乗ってそれをオクターブ上げて歌い直したり、完全に木に登ったブタ状態でした。で、そのうち彼らの中からギターを弾く人が出て来て弾き語りしながら「Sing along!」と言われるけど、カントリーなんて知らないじゃないですか。困って聞いてたんですが何かしないといけないと思って、適当に3度上でハミングしたら、またWow! So cool! てなもので...

 これ日本のカラオケでやったら、メチャメチャ鼻つまみの技ですよね。あーアメリカ人になりたい!


 時計を見ると、何と0時近くなっています。さすがにそろそろ翌日のGamedayが気になりだします。さすがに解散しようねっていうことになりました。何とか最後まで付き合った満足感で部屋に戻りました。これだけの長い時間、騒ぎ倒したのは久々です。本当にCrazyな一夜でした。





posted by チェッポ at 00:52| 東京 ☁| Comment(2) | 2017 現地観戦会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
楽しそうな雰囲気が伝わってきますね。チェッポさんの文章素晴らしいと思います。

自分が行ってたらほぼほぼ潰れてただろうなあ。ウイスキー大好きなんだけどストレートで飲むと相当な確率で二日酔いだし、こんな楽しそうな会を途中で抜けるなんて無理だし(^^♪

残りの旅行記も楽しみにしています!
Posted by たーくん at 2017年10月04日 09:53
TV中継で伝わるpackers nationの雰囲気そのまんまって感じでいいですね!俺はランボーリープのファン達に惚れてpackers ファンになったようなもんです。導いてくれたのはマシューズですが。
Posted by なるみ at 2017年10月05日 15:22
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